自社開発のグランピングテント「グラテ」

ガラス張りで解放感あふれ、高級感が漂うスタイルに

(N・M)

現在、某企業様に納品させて頂くグラテを製作しております。
今回は、そのグラテの製作風景をご紹介させて頂きます。

以下、関連画像のご紹介


グラテとは?

まず、グラテについてご存じない方もおられるかと思いますので、ご紹介させて頂きます。
グラテはグランピングスガモトのオリジナル商品です。

グランピングテントと言えばドーム型のテントを思い浮かべる方も多いかと思いますが、グラテは三角屋根の、平屋建てのような造りをしたテントです。
特長としては、妻面(アルミサッシ側、マンドア側)ともに1mほどはみ出した軒天(軒下、軒裏※化粧板部)=ひさしが日差しと雨を防ぎます。
妻面アルミサッシ側は、全面ガラス張りで外部とのオープン感覚な解放感あふれ、高級感が漂うスタイルになっています。

外幕はテント生地、内幕は保冷性、保温性、遮熱の効果がある素材を使用する事により、夏でも冬でも快適に過ごす事ができます。

これがオリジナル商品のグラテになります。
詳しくご覧になりたい方はこちら
ハウス型テント|グラテ(-Glate-)

それではそのグラテの外幕の製作風景をご紹介させて頂きます。

通常は、テイジンのニューパスティという布目調の生地を使用しておりますが、今回はお客様のご要望で、テント倉庫などにも使われるツヤなしの中型地を使用いたしました。
耐久性にも優れていますので、雨風にも安心して耐えられます。

通常のサイズは間口約4m、奥行約7.4m、棟高約4mですが、今回は特注で、間口約4m、奥行約10m、棟高約4mで製作いたしました。

まずは裁断した生地をライスター(自走式溶接機)で溶着していきます。

窓部分は10mの中心に透明糸入り生地を入れました。
こちらが窓部分の溶着時の様子です。

繋ぎ合わせた生地に、次は頂点と両肩部分に当て布補強をしていきます。

当て布は窓部分と同じ透明糸入り生地です。

鉄骨との固定はバンドです。
こちらもライスターにて溶着していきます。

下部にはスカートをつけていきます。
こちらはパイプを通してテンションをかけて固定をします。

次に妻面です。

ドアの周りは全て同じ中型地です。
こちらは妻の形に製作し、バンド、下にはスカートもつけてあります。

これで外幕は完成となります。
取り付けがまだなので、実際の施工写真はございませんが、近いイメージ画像がこちらです。

製作を終えて…

今回、製作するにあたってライスターの温度設定を見直しました。
外観のデザインを損なわず、尚且つ耐久性のある温度設定で試験を重ねました。
製造スタッフ一丸となって、緊張感を持って作り上げる事が出来ました。
無事に製作は完了しましたが、まだ課題は残っています。
今後はこの課題解決に向けて邁進していきます。